みなさんはセマンティック検索という言葉をご存じですか?
まだまだ聞きなれない言葉ですが、社内や講演会などで1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
googleは以前からユーザビリティの高いサイトを上位表示させる傾向にありましたが、近年さらに精度が増してきました。
そしてこのセマンティック検索がユーザーの利便性と深く関係しています。
これからAIなどの先進技術が発達し、新しい技術がどんどん生まれていきます。
新しい言葉や技術に触れ、私たちの知識も日々アップデートしていきましょう
セマンティック検索の概要
セマンティック検索とは?
セマンティック検索とは検索エンジンが検索ユーザーの入力した文章や語句から、検索ユーザーの意図や目的をコンピュータが自動で読み取り、それに即した検索結果を表示する技術のことです。
コンピュータによる分析が行われることで、検索ユーザーのニーズに沿った検索結果を提供することができます。
[補足] セマンティック(semantic)とは日本語で「意味の,意味論の」という意味です。
セマンティック検索の表示例
ここではセマンティック検索の表示例を挙げてよりわかりやすく解説します。
類義語の検索結果表示
例えば写真のように「珈琲」と検索すると「珈琲」の他に「コーヒー」も太字で表示されます。
これはコンピュータがユーザーの意図を汲み取り、検索語句に含まれていない「コーヒー」も表示させています。
アンサーボックス
セマンティック検索を利用した自然検索では入力した文章や語句に対して、その文章や語句に対する答えを表示させてくれる場合もあります。
上記のように「東京オリンピックいつ」と検索すると通常の検索画面ではなく、「東京オリンピックはいつからなのか?」という検索ユーザーの意図を汲み取り、その質問の答えを表示してくれます。
ナレッジグラフ
セマンティック検索によって、自然検索した文章や語句を含むページを検索結果に表示させるだけでなく、その文章や語句に関する基本情報などを表示させることがあります。
上記のように「google」と検索したときに、「google」という語句を含むページが表示されるだけでなく、googleの基本情報なども表示してくれます。
リッチスニペット
セマンティック検索によって、リッチスニペットが表示され、検索ユーザーに対して、付加価値を与える検索結果を表示させてくれます。
上記の赤枠で囲んだ部分の情報がリッチスニペットに当たります。
リッチスニペットにも複数種類あり、今回はレビューの評価がリッチスニペットとして表示されています。
また、リッチスニペットについて下記の記事でさらに詳しく紹介しているので、
是非参考にしてみてください。
セマンティック検索とSEOの関係
googleはユーザビリティを重視したサイトまたはコンテンツを上位表示する傾向にあり、近年さらにその精度が増してきました。このセマンティック検索はそういったユーザーにニーズに応える内容かどうかを判断する上で役立っています。
仮にユーザビリティを意識していないコンテンツばかり作ってしまうと、上位表示されないばかりではなく、セマンティック検索によって、検索結果から除外されてしまう可能性もあります。
よって、幅広いユーザーにアプローチするためには、特定の文章や語句、共起語を網羅的に含んだコンテンツを作成する必要があります。
【セマンティック検索にも対応したコンテンツを作りましょう!】
いかがだったでしょうか?
セマンティック検索は比較的新しい技術です。
こういった新しい技術は日々、アップデートされていくので最新の技術に適応したコンテンツ作りが重要になってきます。
結果的に、ユーザーの満足度が向上し、検索アルゴリズムから高く評価されるコンテンツを作っていきましょう。
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筆者紹介
片山_03.png)
株式会社doubLe ソリューション事業部 SEO部門 部門長
2017年4月新卒として株式会社doubLeに入社。
WEBデザイン、リスティング広告運用、SEO内部対策と幅広い分野の業務を経験し、2019年6月SEO部門の部門長に就任。
ファイナルSEOブログの運用を担当し、「効果の出るSEO対策」を追及している。ソリューション事業部の元気印として日々奮闘中。