みなさんはSXOについて知っていますか?実は、SXOはSEO対策の本質の部分に焦点を絞ったもので、さらに上位表示できるかもしれない考え方なんです。
そんなSXOについてや、SEOとの違いなど、SEOは知っているけど、SXOは知らないという方にぜひ知って頂きたいことをご紹介します。
SXOについて
SXOは「 Search Experience Optimization」の略で、「検索体験最適化」という意味になります。頭文字だとSEOと同じになってしまうので、SXOと略されました。
「検索体験最適化」とは、ユーザーが検索した知りたいことに対して、的確なコンテンツが表示されるようにすることです。使いやすい、わかりやすいだけでなく、ユーザーがやりたいことを「楽しく・心地よく」実現することを目指した、ユーザーエクスペリエンス(UX)の概念を取り入れたSEO対策になります。
「検索体験最適化」は、サイト管理者視点と検索エンジン視点があります。
検索体験最適化されている | 検索体験最適化されていない | |
---|---|---|
サイト管理者 | ユーザーが求めた情報を提供 | ユーザーが求めていない情報を提供 |
検索エンジン | ユーザーにとって適切なサイトを上位表示 | ユーザーにとって不適切なサイトを上位表示 |
ここからは主に、サイト管理者の検索体験最適化について解説します。
SXOとSEOの違い
では、SXOとSEOは何が違うのでしょうか。
・SEO Search Engine Optimization 「検索 エンジン 最適化」
・SXO Search Experience Optimization 「検索 体験 最適化」
見ての通り、SXOでは「体験」だったところが、SEOでは「エンジン」となっている…
そう、二つの大きな違いは、「ユーザー向け」か「検索エンジン向け」かということです。
なぜSXOに目を向けるべきなのか?
なぜ、SXOを重視すべきか。それは、SXOがこれからのSEO対策にとても重要だからです。
Googleなどの検索エンジンを運営している会社は、ユーザー体験の向上を求めており、向上を目指しているサイトを高く評価します。ユーザー体験の向上とは、ユーザー体験を損なわず、かつユーザーに対して有益なものを提供できること。そんな、ユーザーの検索体験に主軸を置いて対策しようとするSXOは、同時にSEO対策も行っていることになるのです。
Googleが目指す「ユーザー体験の向上」
Googleは「品質評価ガイドライン」という、サイトをどういう風に評価するのかのガイドラインを半年に一回程度更新しています。「ユーザー体験の向上」を目指して、どのようなことをGoogleは評価するのかを一部紹介したいと思います。
「E-A-T」の向上
Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった造語なのですが、この三つをクリアしたコンテンツは、ユーザーにとって有益であり、順位をあげる要因になるとGoogleは明言しています。
「E-T-A」について詳しく知りたい方はこちらをクリックしてください。
「インタースティシャル広告」の非推奨
全面に表示される広告(インタースティシャル広告)は著しくユーザー体験を損なうとして、その広告を取り入れているサイトには、ペナルティとして順位の降格があるだろうと示されました。
「インタースティシャル広告」について詳しく知りたい方はこちらをクリックしてください。
ユーザーが求める情報が上位に出ること。
ユーザーが不快に思うコンテンツをできるだけ目に入らないようにすること。
よりユーザーに向けたコンテンツ作りをしているサイトを評価すること。
それが検索エンジンとしてのあるべき姿であり、Googleはユーザーを増やすためにも「ユーザー体験」をとても重視しているのがわかりますね。だからこそ、ユーザー体験に重きを置いたSXOを重視した方が良いのです。
SXOはよりユーザーに向けたSEO対策
SXOが、これからどれほど重要かご理解頂けましたか?
SXOは別に難しいものではありません。ユーザーが便利になるコンテンツを作り続ければ、自ずと評価は上がります。SEOだけでなく、ぜひSXOを意識したコンテンツ作りにも目を向けてみてください。
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筆者紹介
片山_03.png)
株式会社doubLe ソリューション事業部 SEO部門 部門長
2017年4月新卒として株式会社doubLeに入社。
WEBデザイン、リスティング広告運用、SEO内部対策と幅広い分野の業務を経験し、2019年6月SEO部門の部門長に就任。
ファイナルSEOブログの運用を担当し、「効果の出るSEO対策」を追及している。ソリューション事業部の元気印として日々奮闘中。