あなたは普段Webサイトを閲覧する時、タイトルや説明文を軽く読んでから訪問するサイトを決めていませんか?
たいていの人は同じ方法で閲覧するサイトを決定しています。そのため、タイトルや説明文がいい加減だと、もちろんサイトの流入数に影響が出てしまいます。
誰もサイトを訪問しなくなくなったり、反対に、自社サイトのお客さんにならない人が多く訪問し、数秒で離脱を繰り返したり…ということは容易に想像がつきますね。
SEOに悪影響を及ぼさないためには、どのような文章が好まれるのか、そして、どのように設定をするのか把握しておく必要があります。今回は説明文(meta description-メタディスクリプション-)の基礎知識と設定方法について詳しくご紹介します。
meta description(メタディスクリプション)ってどんなもの?
meta descriptionとは、Webページの検索結果に説明文を表示させる為のmetaタグのことです。
オーガニック検索のクリック率に大きく影響を与える要素なので、ページの概要を的確に示したテキスト情報を記述しましょう。
meta description最適化のコツ!
では、meta descriptionを設定する際にどのような点を意識するとよいのでしょうか。meta descriptionの設定を最適化させるコツをご紹介します!
文字数は80字or120字以内が目安にする
meta descriptionの文字数はモバイル版なら80字以内、PC版なら120字以内にするのが賢明でしょう。
なぜなら、検索画面で表示されるテキストの文字数が、バイル版なら80字、PC版なら120字前後となっているからです。(2019年10月現在)
ページの内容を少しでも多く伝えたい!という気持ちもあるでしょうが、あまり文字数が多いと後半のテキストは表示されなくなります。省略された部分は「…」と表記され、不自然なところで文章が切れてしまいます。
(例)
運営してるWebサイトのメインユーザーはPCとモバイルどちらなのかを把握してから、メインのユーザーに合わせた文字数でテキストを作成するとよいでしょう。
PCとモバイルのユーザー数についてはGoogleアナリティクスを使用すれば、簡単に調べることができます。
また、表示される文字数の上限はこれまでに何度か変わっており、今後も変更される可能性があります。
SEOニュースに敏感なアンテナを張っておき、文字数の上限が変わったら、臨機応変に対応することが望ましいでしょう。
冒頭のキーワードで注目アップ
meta descriptionの文章を考える際は、なるべく冒頭の部分にキーワードを盛り込むことを推奨します。
普段Webサイトを検索する時に、説明文を最初から最後までしっかりと読み込んでいる人は多くありません。大抵の場合、冒頭の30字程度で閲覧したいかどうかが決められます。
ユーザーが検索したニーズを汲み取り、魅力的に感じてもらえるような文章を冒頭に置くことで、クリック率をあげる事ができます。
ですが、不自然なキーワードの盛り込みは、かえって悪影響なのでやめましょう。下記に悪い例を挙げています。
避けるべきテキスト
・「SEO/やり方/Web/運営方法」・・・単語だけの羅列
・「SEOについてのブログです」・・・一般的で差別化できない情報のみ
このような説明文はユーザーの注意を引くことができず、サイトの訪問が減少してしまいます。ユーザーファーストを心掛けて、適切かつ簡潔な文章を作成しましょう。
meta descriptionが未記入だとどうなる?
meta descriptionが未記入だと、検索エンジンがサイト内のテキストを「つぎはぎ」して勝手に文章を自動生成します。不自然な文章になってしまうので、クリック率低下の原因となる恐れがあります。必ずきちんとテキストを入力するようにしましょう。
meta descriptionの設定方法について
次はmeta descriptionの設定方法について説明します。HTMLでの記述とWord Pressでの設定方法について、それぞれ見ていきましょう。
HTMLでの記述方法
meta descriptionを設定する際は以下の様に記述します。
▼記述例
<meta name=”description” content=”ここに任意のテキストを入力します” />
上記の記述を<head></head>タグ内に設置すれば完了です。
Word Pressでの設定方法
Word Pressの場合は「All in One SEO Pack」のプラグインで簡単に設定することができます。
下記の図の「説明」の欄にテキストを入力し、更新すれば設定は完了です。
meta descriptionが反映されないときは?
Googleによって「この説明文はイマイチだ…」と判断された場合、descriptionが表示されないことがあります。その場合の対処法は説明文を書き直すことです。
GoogleからNGと判断される明確な基準は公表されていないで、具体的に何がダメなのかは誰も分かっていません。ですが、Googleの不変の定義はユーザーファーストです。
説明文を書き直す時は、どういった説明文なら「訪問したい」とユーザーに感じてもらえるのか、他のサイトを参考にしみるのも良いでしょう。
meta descriptionで競合に勝つ!
meta descriptionはサイトの流入数に大きく関わる要因です。Webサイトを運営するのであれば、いい加減なテキストを設定するようなことは避けましょう。
今回ご紹介したmeta descriptionの最適化のコツは高度な技術などは必要なく、誰でも簡単に取り入れられるものです。
一つ一つのページのmeta descriptionにこだわりを持って、競合サイトに勝ちましょう。
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筆者紹介
片山_03.png)
株式会社doubLe ソリューション事業部 SEO部門 部門長
2017年4月新卒として株式会社doubLeに入社。
WEBデザイン、リスティング広告運用、SEO内部対策と幅広い分野の業務を経験し、2019年6月SEO部門の部門長に就任。
ファイナルSEOブログの運用を担当し、「効果の出るSEO対策」を追及している。ソリューション事業部の元気印として日々奮闘中。