MFI(モバイルファーストインデックス)の概要と影響、対策を解説

MFI(モバイルファーストインデックス)の概要と影響、対策を解説

 

大きな話題となったモバイルファーストインデックス(MFI)。具体的に、どのようなものを指すかご存知でしょうか。このページでは、モバイルファーストインデックス(MFI)の概要と導入時期、ウェブサイトに与える影響などを詳しく解説しています。このページをみれば全体像を理解して何をすればよいかがわかるはずです。モバイルファーストインデックス(MFI)やSEOが気になる方は参考にしてください。

目次

モバイルファーストインデックス(MFI)とは?

最初に、モバイルファーストインデックス(MFI)の概要を解説します。

モバイル向けページをインデックスやランキングに使用する取り組み

モバイルファーストインデックス(MFI)は、Googleが発表した「インデックスやランキングに使用するページをデスクトップ向けページからモバイル向けページへ変更する取り組み」です。

ポイントは、新たにモバイルファーストインデックスが追加されるわけではないということです。使用するインデックスはこれまで同様1つのままです。
移行後は、デスクトップ向けページに代わりモバイル向けページがインデックスされることになります。例えば、AMPページと非AMPページがあるウェブサイトは、モバイル向け非AMPページをインデックスのようになります。

Googleのモバイルファーストインデックス(MFI)の導入はいつから?

インデックス・ランキングに使用するページの変更なので、モバイルファーストインデックス(MFI)への移行は非常に大きな取り組みといえるかもしれません。モバイルファーストインデックス(MFI)の導入はいつから行われているのでしょうか。

モバイルファーストインデックス(MFI)が発表されたのは2016年

Googleがモバイルファーストインデックス(MFI)を発表したのは2016年11月5日です。この時に発表されたのは、モバイルファーストインデックス(MFI)に向けた実験を開始したという内容でした。構想を発表したのみで実施されていたわけではありません。

一部サイトへの実施時期は2018年

Googleが、モバイルファーストインデックス(MFI)の基準に準拠したウェブサイトの移行を発表したのは2018年3月27日です。

ただし、全てのウェブサイトがモバイルファーストインデックス(MFI)へ移行したわけではありません

このタイミングで移行したのは、モバイルファーストインデックス(MFI)の基準に準拠しているとみなされたウェブサイトのみです。移行しなかった既存のウェブサイトは、Googleが移行する準備が整ったと判断した段階で移行されます。移行が完了したウェブサイトには、Googleサーチコンソール内に通知が届きます。

現在も順次移行が行われております。完了期間は決まっておりませんが、じきに全サイトがモバイルファーストインデックスに移行します。

新規ウェブサイトはモバイルファーストインデックス(MFI)が標準

2019年7月1日以降に開設されたウェブサイト、これまでにGoogleに認識されていなかったウェブサイトは、端からモバイルファーストインデックス(MFI)が標準となります。

つまり、全てのウェブサイトでモバイルファーストインデックス(MFI)が適用されます。ウェブサイトを開設したタイミングなどにより、実施時期が異なる点には注意が必要です。

モバイルファーストインデックス(MFI)が重要視されるようになった背景

Googleは、モバイルファーストインデックス(MFI)への移行を進めています。なぜ、移行を進めているのでしょうか。モバイルファーストインデックス(MFI)が重要視されるようになった背景を解説します。

スマホの普及

Googleがモバイルファーストインデックス(MFI)を重要視するようになった主な理由として挙げられるのが、スマホの普及とモバイル検索の増加です。Googleは、2015年5月5日に更新した公式ブログで以下のように述べています。

In fact, more Google searches take place on mobile devices than on computers in 10 countries including the US and Japan.

出典:Inside AdWords:Building for the next moment
https://adwords.googleblog.com/2015/05/building-for-next-moment.html

ざっくり訳すと「アメリカと日本を含む10カ国で、PCによるGoogle検索よりもモバイルによるGoogle検索の方が多い」となります。この変化に対応するため、モバイルファーストインデックス(MFI)への移行を進めているのです。

MFIの導入でモバイル検索の使い勝手を向上

多くのユーザーがモバイル検索を行っているにもかかわらず、Googleはデスクトップ向けのページをインデックスやランキングに使用していました。

そのため、モバイル端末では操作しづらいPC向けページや低品質なモバイル向けページが検索結果の上位に表示される恐れがありました。
モバイル端末では操作しづらいウェブページが検索上位に表示されると、Google検索の使い勝手は低下してしまいます。

そのため、Googleはモバイル検索の満足度を高めようとモバイルファーストインデックス(MFI)への移行を進めているのです。
時代の変化に対応するための取り組みといえるでしょう。

モバイルファーストインデックス(MFI)移行済みかどうかの確認方法

運営しているウェブサイトがモバイルファーストインデックス(MFI)へ移行していることを確かめたいウェブマスターは多いはずです。移行の有無は以下の方法で確かめられます。

Googleサーチコンソールで確認

Googleサーチコンソールを利用して、モバイルファーストインデックス(MFI)への移行を確認できます。どのように確認すればよいのでしょうか。

設定から確認

最もオーソドックスな方法は、設定から確認することです。次の流れで確認します。

1.Googleサーチコンソールにログイン。
2.メニューの中から「設定」を選択。
3.「概要」のインデックスクローラを確認。

インデックスクローラに「スマートフォン用Googlebot」と記載されている方は、モバイルファーストインデックス(MFI)への移行が完了しています。移行が完了した日付も記載されているはずです。インデックスクローラに「パソコン用Googlebot」と記載されている方はMFIに移行していません。

各種レポートからも確認できる

モバイルファーストインデックス(MFI)への移行は、各種レポートからも確認できます。例えば、「インデックス」内の「カバレッジ」から確認できます。ページ上部に記載されている「メインクローラ」が「スマートフォン」の場合はモバイルファーストインデックス(MFI)へ移行済み、「PC」の場合はまだ移行していないと考えられます。

ウェブページごとの確認

さらに、ウェブページごとに確認することも可能です。具体的には、確認したいウェブページのURL検査を行い、「カバレッジ」内の「ユーザーエージェント」から確認できます。「スマートフォン用Googlebot」、「PC用Googlebot」のいずれかが記載されているはずです。

モバイルファーストインデックス(MFI)移行による順位低下の要因

モバイルファーストインデックス(MFI)はコンテンツの集め方に関する変更なので、検索結果に与える影響は大きくないと考えられます。

しかし、モバイルファーストインデックス(MFI)へ移行したことで、順位が低下したと感じることがあるかもしれません。順位低下の要因としてどのようなことが考えられるのでしょうか。

モバイル向けページの内容が薄い、最適化ができていない

デスクトップ向けページとモバイル向けページの内容が異なり、モバイル向けページの内容が薄いウェブサイトは、検索順位が低下する恐れがあります。

モバイルファーストインデックス(MFI)が、インデックスやラインキングに使用するページをデスクトップ向けページからモバイル向けページへ移行する取り組みだからです。ユーザーの使い勝手にも注意が必要です。モバイル向けページのボタンが小さすぎて使いづらいなどがあると、検索エンジンから受ける評価は下がる可能性は高いです。

robots.txtで制限

モバイル向けページへのクロールをrobots.txtで制限している場合も、検索結果に悪影響が及びます。

クロールされないためランキングに必要な情報を集められないからです。

デスクトップ向けページとモバイル向けページのURLが異なる方などは注意しましょう。モバイル向けページもデスクトップ向けページと同じようにクロールできる状態にしておくことが重要です。また、モバイル向けページにnoindexを設置している場合も、インデックスされないため検索結果に表示されません。

デスクトップ向けとモバイル向けの紐づけができていない

デスクトップ向けウェブサイトとモバイル向けウェブサイトのURLが異なり紐づけできていない場合も注意が必要です。両者のURLが異なる場合は、アノテーションタグを用いて紐づけしなければなりません。アノテーションタグとは「canonical」「alternate」のことを言います。両者の違いは以下の通りです。

・canonical:URLの異なる2つのウェブサイトが同じであることを検索エンジンに伝える
・alternate:デスクトップ向けあるいはモバイル向けのURLを検索エンジンに伝える

アノテーションタグを設置することで、検索エンジンにモバイル向けウェブサイトがあることを伝えられるので適切に評価されるようになります。繰り返しになりますが、アノテーションタグはデスクトップ向けウェブサイトとスマホ向けウェブサイトのURLが異なるときに設置します。

それぞれのタグの使い方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

canonicalについて

alternateについて(他社サイト参照)

モバイルファーストインデックス(MFI)の影響

続いて、モバイルファーストインデックス(MFI)への移行が与える影響を解説します。

基本的に大きな影響はない

モバイルファーストインデックス(MFI)はコンテンツの集め方に関する変更であるため、直接、検索順位に影響は与えないと考えられます。

モバイルファーストインデックス(MFI)へ移行しているウェブサイトのほうが、移行していないウェブサイトより検索結果で上位に表示されやすいなどもありません。
デスクトップ向けページとモバイル向けページを同じレベルで用意しているウェブサイトは、移行してもほとんど影響を受けないといえるでしょう。

影響を受けやすいウェブサイトの特徴

ただし、全てのウェブサイトが影響を受けないとは言い切れません。どのようなウェブサイトが影響を受けやすいのでしょうか。

モバイル向けコンテンツを用意していないウェブサイト

最も影響を受けやすいと考えられるのが、デスクトップ向けページしか用意していないウェブサイトです(デスクトップ向けページだけでも、これまでと同じようにインデックスはされます)。

影響を受けやすいと考えられる理由は、スマホやタブレットで表示したときに見づらいから。Googleがデスクトップ向けページを評価しないわけではありませんが、モバイル端末での表示には適していないため相対的な評価が下がり順位を落としてしまう可能性があります。

デスクトップ向けコンテンツとモバイル向けコンテンツが異なる

先ほど説明した通り、デスクトップ向けページに比べモバイル向けページの内容が薄いサイトはモバイルファーストインデックス(MFI)の影響を受けやすいと考えられます。

モバイルファーストインデックス(MFI)へ対応するため、間に合わせでモバイル向けページを作ったウェブサイトなどは注意が必要です。

モバイルファーストインデックス(MFI)移行で対策すべき内容

モバイルファーストインデックス(MFI)への移行が進むと、モバイル向けページを用意していないウェブサイトなどは相対的な評価が下がり検索順位まで下がってしまう恐れがあります。

モバイル端末の普及とモバイルファーストインデックス(MFI)への移行は確実に進んでいるので、対策を講じていないウェブサイトならびにウェブマスターは注意が必要です。モバイルファーストインデックス(MFI)へどのように対応すればよいのでしょうか。

モバイル対応を進める

モバイルファーストインデックス(MFI)へ対応するため取り組みたいのが、ウェブサイトのモバイル対応を進めることです。具体的には、以下の方法でモバイル対応を進められます。

・レスポンシブウェブデザイン
・ダイナミックサービング
・セパレートURL

それぞれの概要と注意点は以下の通りです。

レスポンシブwebデザイン

1つのURLと1つのHTMLで、デスクトップにはデスクトップ向けページ、モバイルにはモバイル向けページを表示する方法です。メリットは、URLがひとつなので検索エンジンにインデックスされやすいこととデバイスに合わせたカスタマイズを行いやすいことです。URLが1つであるため、リダイレクトが発生しない点も見逃せません。ただし、1つのHTMLをデスクトップ向けとモバイル向けで共有するため、計画的にウェブサイトを製作する必要があります。

ダイナミックサービング

1つのURLで2つのHTMLを用いる方法です。デスクトップ向けHTMLとモバイル向けHTMLを使用する点がレスポンシブwebデザインと異なります。メリットは1つのURLでウェブサイトを運用できることとデスクトップ向けページとモバイル向けページを自由にデザインできることです。ただし、レスポンシブwebデザインに比べ、維持管理に手間はかかります。

セパレートURL

2つのURLで2つのHTMLを用いる方法です。2つのURLを用いる点が、他の方法と異なります。メリットは、URL・HTMLとも別なのでデスクトップ向けウェブサイト、モバイル向けウェブサイトを別々に構築できることです。ただし、URLの紐づけが必要になります。また、維持・管理にも手間がかかります。

基本の対策はレスポンシブwebデザイン

以上のいずれかを利用してモバイル対応を進めることが、モバイルファーストインデックス(MFI)への対応になります。

3つの中で最もおすすめなのは、デスクトップ向けページとモバイル向けページが同じ内容になるレスポンシブwebデザインです。
同じ内容になるので、モバイルファーストインデックス(MFI)への移行が進んでもこれまでと同じ評価を受けられると考えられます。ダイナミックサービング、セパレートURLに比べ、維持・管理に手間がかからない点も魅力です。

モバイルファーストインデックス(MFI)への対応は必須と考えるべき

モバイルファーストインデックス(MFI)は、インデックスやランキングに使用するページをモバイル向けページに変更する取り組みです。

モバイル向け検索の増加に対応するため導入されました。検索結果へ直接影響を与えるものではありませんが、モバイル対応を疎かにしていると影響がないとは言い切れません。

モバイル検索が主流となっているので、モバイルファーストインデックス(MFI)への対応は必須と考えましょう。ウェブサイトのモバイル対応は、レスポンシブwebデザインを導入することなどで行えます。

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