WEBサイトの順位を上げるためには、サイトスピードの高速化が重要だといわれています。
もちろん、サイトの読み込み速度は速いに越したことはありません!
ですが、費用・時間をかけたくないという理由で、サイトスピードの向上は優先されてきませんでした。
しかし、今では「サイトスピードが遅いサイトは売れない」と言い切れます。
今回はサイトスピード向上の重要性と、サイトを高速化するにはどう改善すればよいのかをご紹介します。
サイトスピードを上げることはなんで必要なの?
サイトの読み込みスピードを上げた方が良い理由を一言でいうと。
ユーザーが使いやすくなり、SEO効果も上がるから
です。細かく紹介します。
1.ユーザーが使いやすい
2014年以降、ほとんどの人がスマートフォンを使用しています。今ではインターネット利用者の過半数以上がモバイルユーザーです。
モバイルユーザーは、
・ほんの少しのスキマ時間でネットを利用する
・パソコンより通信制限にかかりやすい
・サクサク動く動作になれている
ため、ページの読み込みが遅い・重たいと、
サイトページを見るのをやめたり、すぐ別サイトに移動してしまいます。
「電車の待ち時間にサイトを見ようとしたけど、読み込みが遅いからやめた」
「画像の読み込みに時間がかかりそうだから、別のサイトを見ることにした」
あなたもこういったイライラを経験したことはありませんか?
当たり前ですが、イライラさせるサイトよりサクサク読める方が嬉しいですよね。
ほとんどがスマホユーザーだと認識して、ユーザーが使いやすい状態にしておくのが重要です!
2.SEO効果が上がる
サイトスピードを改善することで得られるSEO効果には、ユーザーの利便性が関係します。
サイトが使いづらく、ユーザーに不利益(読み込みが遅くユーザーの欲しい情報がすぐに得られない)が生じると、検索エンジンが察知してSEOでの検索表示順位を下げるのです。
下記はGoogleによる表示速度と直帰率の関係性です。Googleもページ表示速度がSEOに影響することを公表しています。
サイトスピードが遅いとユーザーの直帰率(1ページしか閲覧せず去ってしまうユーザーの割合)はこのように変化すると言われています。
見ての通り、表示速度1秒のサイトが3秒になると直帰率が32%増え、5秒になると90%増えます。表示速度の遅さと直帰率は比例します。つまり、サイトの読み込みスピードが遅いほど、ユーザーはイライラして離れやすくなってしまうということです。
「ユーザーが離れてしまう利便性の悪いサイトは、上位に表示されにくくなる」
こういった仕組みです。
サイトを閲覧している「お客様を待たせている」と考えれば、自然とサイトスピード改善の優先度は上がるはず!
サイトスピードを確認するには?
「Google Page Speed Insights」を使うのが便利です。
使い方は、URLを入力するだけ。
現在のサイトスピードを調査し、改善項目の提案をしてくれます。また、「Google Page Speed Insights」ではPCとスマートフォンの両方で、サイトスピードを採点してくれます。
もちろん100点を目指した方が良いですが、まずは70点を目指しましょう。というのも、スコアが70点あれば低評価を受けることがなく、70点までは比較的簡単に改善することができるからです。
日本のサイトの平均点は40点ほどといわれているので、70点あれば競合サイトにも劣らないでしょう。
しかし、Googleの求める高評価ラインは85点以上です。高評価が欲しい場合は、85点以上を目指しましょう。
現状の表示速度がわかったら、次はサイトスピードの改善に取り掛かりましょう!
サイトスピードが遅いとき、どう改善すればいい?
今回は難易度がかんたんなものご紹介します。
1.画像を最適化する
画像を圧縮して軽量化(サイズダウン)する
無料の画像軽量化ツールでかんたんにできます!
画像の見た目はそのままで、ファイルサイズだけダウンしましょう。
オレンジの枠内をクリック、またはドラッグ&ドロップして圧縮したい画像を選択します。
すると、
あっという間に画像が圧縮されます!
たったこれだけです。
あとは、圧縮した画像をアップしなおせばOKです!
画像の使用枚数を減らす
文字で表せる部分を画像にしていませんか?文字は画像ではなくテキストで表示させましょう。
また、WEBフォントやアイコンフォントを活用するのも手です!
デバイスによって適切なサイズの画像を使用する
「Google Page Speed Insights」で点数チェックをしたときに、パソコンでは85点以上あるけどモバイルは全然ダメ、ということがよくあります。
そういう場合に確認するのが、「適切なサイズかどうか」です。
パソコン用の画像をモバイル用にも使用すると、レイアウト上は縮小されるので気になりません。しかし、幅4000ピクセル~8000ピクセル程あるパソコン用画像をスマホで読み込むには、実はかなりの通信量を食っています!
スマホ用のWeb画像は幅750ピクセル~1000ピクセル程度に修正して使用するようにしましょう。
2. CSS/HTML/JavaScript を圧縮(ミニファイ化)する
ウェブサイトを表示するためのソースコードの圧縮です。
通常、ソースコードは、下記のように読みやすいよう形で記載されています。
これを、このように圧縮します。
ソースコードが読みにくくなるのが難点ですが、余分なスペース・改行・インデントなどの不要な部分を取り除き、軽いファイルに変換します。
「Online JavaScript/CSS Compressor」や「CSS Minify」を使えば、ボタン一つで簡単に圧縮できますよ。
また、「Google Page Speed Insights」でページの表示速度を計測すると、Googleがミニファイ化されたファイルを生成してくれるので、
こちらをダウンロードしてWebサイトに反映させてもOKですし、自分でミニファイ化したファイルを作成しても良いかと思います。
こちらもぜひ活用してみてください。
サイトスピードの向上はSEO対策のためにやっぱり重要!
サイトスピードの改善はやっぱり重要です。
読み込みが遅いサイトは、ユーザーに好まれず、SEOの評価も下がります。サイトスピードを改善するか悩んでいる方がいれば、絶対にやった方が良いです。
今回紹介した方法で調査と改善を行えば、ウェブサイトは必然的に高速化されますので、表示速度に悩んでいる方は、ぜひ実践してみてください。
「なかなか自分の力ではできない・」という方はファイナルSEOにご相談ください!
サイトスピード改善はもちろん、基礎的なSEOの内部・外部対策も行ってます。お気軽にご相談ください。
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