あなたのサイトはnoindexを活用して、SEOのコントロールを行っていますか?
noindexの存在は知っていても、実際に活用してWEBサイトの運営を行っているWEB担当者は、以外と少ないのではないでしょうか。今回は、noindexの活用方法と書き方についてご紹介します。
noindexの基礎知識
noindexとは、検索エンジンに指定したURLをインデックスさせなくするためのタグです。noindexが記述されたページは、どのようなキーワードで検索をしても、検索結果に表示されなくなります。
noindexの使い方と目的
せっかく作ったページを検索結果に表示されないようにするなんて、SEO効果は本当に上がるの?と思う方もいるでしょう。次は、noindexを使用するタイミングと、その使用目的についてご紹介します。
noindexの使い方
noindexの正しい使い方は、未作成のページや、質の低いコンテンツ等への設置です。
特にサイトの構造上、ページを削除することで不都合が出る場合には、noindexを設定しての対処するのが望ましいでしょう。
noindexの使用目的
noindexをうまく活用することで、サイトの価値を底上げすることができます。
サイトの価値をあげるなら、「コンテンツの数を減らすのではなく、増やすべきだ!」と考える人もいるでしょう。確かに、サイト全体のアクセス数を増やすためには、コンテンツの量が必要です。
しかし、「質が低い」コンテンツばかりでは、むしろサイト全体の評価が下がってしまいます。そこで活用するのがnoindexです。質の低いページを量産するサイトから、質の高いページが厳選されたサイトに変わることで、SEOの評価も底上げできるのです。
使用上の注意
noindexは簡単に設定することができますが、そのぶん、誤った使い方した場合に与える影響も大きくなります。注意点は事前に確認しておきましょう。
クローラーの巡回はされる
noindexが設定されていてもクローラーの巡回は行われるため、ページに順位が付くこともあります。また、noindexが指定されているページからのリンクは評価されます。
クローラーの巡回を止めたい場合は、robots.txtでdisallowの設定を行いましょう。
本番化の際は解除忘れにご注意!
これはよくあるミスですが、テストアップ時に設定したnoindexの解除をしないまま、本番環境にアップロードしてしまうことがあります。アップロードしたタイミングですぐに気づければ良いのですが、数週間以上放置されていると、SEOに大きなダメージを与えることになります。検索結果に直接関わるnoindexは、慎重に取り扱うようにしましょう。
noindexの設定と解除方法について
次は実際にnoindexを設定する場合の作業手順についてご紹介します。HTMLでの記述とWordPressそれぞれについて見ていきましょう。
HTMLでの記述
HTMLでコーディングを行う場合は、インデックスさせたくないページの<head></head>タグ内に、下記のコードを記述します。
<meta name=”robots” content=”noindex”>
この状態でアップロードすれば、インデックスされなくなります。本番化の際など、インデックスしてほしくなった場合は、上記の記述を消して再度アップロードをすれば問題ありません。
WordPressでの設定方法
WordPressの場合は「All in One SEO Pack」のプラグインを利用すると簡単に設定することが出来るため、おすすめです。
このプラグインを入れると、記事の編集画面に下記のような「All in One SEO Pack」の項目が表示されるようになります。
操作するのは、「noindex このページ/投稿」という赤枠の部分です。
この欄にチェックを入れると、インデックスされなくなります。
インデックスしてほしくなった場合は、反対にチェックを外せばOKです。
まとめ
noindexは検索結果にダイレクトに影響を及ぼすタグです。使い方を誤ってしまうと、大きな影響を受ける可能性もあります。その一方で、うまく活用できれば受けられる恩恵もあります。品質の低いページを見極めたうえでnoindexを設定し、SEO効果を向上させましょう。
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筆者紹介
片山_03.png)
株式会社doubLe ソリューション事業部 SEO部門 部門長
2017年4月新卒として株式会社doubLeに入社。
WEBデザイン、リスティング広告運用、SEO内部対策と幅広い分野の業務を経験し、2019年6月SEO部門の部門長に就任。
ファイナルSEOブログの運用を担当し、「効果の出るSEO対策」を追及している。ソリューション事業部の元気印として日々奮闘中。