そう簡単に上がらないコンバージョン率…、でも、少しでもいいから上げたいですよね?
そこで今回は、コンバージョン率をあげるために行う10のこと【サイト編】をご紹介します。
コンバージョン率がわからない方でも、コンバージョン率についても軽く説明するので、ぜひご覧ください。
コンバージョン率について
コンバージョン率とは、広告や自然検索のサイト流入の数に対してどのくらいの割合でコンバージョンを獲得できたかを示す割合です。
例えば、サイト流入数が「1000」でコンバージョン数が「10」であれば、コンバージョン率は10÷1000=1.0%で「1.0%」ということになります。そのため、サイト流入が十分ではない人は、先に流入数に力をかけるべきなので、この記事を見る意味はあまりないかもしれません。
サイトの流入は十分確保できているのにコンバージョンが増えないという方は、「コンバージョン率を改善する10のこと」を確認してください。
コンバージョン率を改善する10のこと
それでは、本題。
コンバージョン率を改善する10の方法をお教えします。
1~10の順番は重要度でもあるので、参考にしてみてください。
1.ユーザーを分析する
まずサイトを改善するときは、現状のユーザーを分析しなければ始まりません。
分析することで、デザインの方向性やサイトの構成も決めることができます。ここを怠ると意味のないサイト改善になってしまうので、気を付けましょう。
分析の方法としては色々あるのですが、リスティング広告を運用している方なら、今までどんなユーザーが、どんな検索語句で、どれだけサイトを訪れてくれたかわかるので、参考にできると思います。
2.スマホから楽に使えるようにする
今やスマホ普及率は187.9%になり、一人が2台スマホをもっていても不思議ではありません。それなのに、スマホユーザーが使いにくいサイトでは、コンバージョン率を上げるどころではなく、サイトが見られないおそれがあります。
さらに、Googleのサイト評価基準にモバイルファーストインデックス(MFI)が2019年に追加されたことで、ますますスマホで操作しづらいサイトは窮地に立たされました。
今までは、PCページを考えてからスマホページを考えることが普通でしたが、スマホページの構成・デザインを先に作りこんでからPCページを考えたほうがいいでしょう。
モバイルファーストインデックスについては詳しい記事がありますので、こちらをご覧ください。
3.サイトトップページを見直す
よく第一印象が9割と言われますが、サイトの第一印象はトップページで決まります。ユーザーを逃さないファーストビューをつくることが、ユーザーの離脱率を下げ、コンバージョン率を上げることになります。
ただし、ファーストビューを安易に変えてはいけません。なぜなら、コンバージョン率にダイレクトに響く要素だからです。しかし、しっかり効果検証することも大切です。そして、もし悪い結果が出た場合は新しく試すのではなく、元に戻すという勇気も大切だと思います。
4.コンバージョンボタンは最適か
無駄にコンバージョンボタンをそこかしこに置いていたりしませんか?そのサイト、ユーザーは面倒に思って離脱しているかもしれません。
コンバージョンへの導線は、いかにユーザーにうっとうしがられずに置くかが大切です。
しかし、ユーザーがコンバージョンボタンを探さなければいけないくらい少なくても意味がありません。
常にユーザーの目の端にうつる場所。コンテンツの終わり。などなど、ユーザー目線に立ったコンバージョンボタンの配置が大切ですので、見直してみてください。
5.コンバージョンボタンを工夫する
先ほどは位置の話でしたが、今度はデザイン面での話になります。
ネットで検索すると、「赤色のボタンがクリック率がいい」「いやいや、緑色が一番高かった」「ボタンだと一目でわかるように立体的にするべきだ」「今はフラットデザインで、文字よりアイコンでわからせたほうがいい」など、色々な意見を見られると思います。
心理学的に、色やデザインも押してもらうには大切になります。しかし、サイトで目立たなければユーザーは気づくことができないこともあります。
心理学とサイトのデザイン性、両方を見て決めましょう。
6.ページの読み込み速度を改善する
先ほど、「2.スマホから楽に使えるようにする」でも言いましたが、スマホページはとても大切です。そして、スマホはPCよりも読み込み速度が遅くなりがちです。そのため、PCページで90点だったのに、スマホページは60点だった…なんてことはザラにあります。
改善する方法はたくさんあるので、詳しくはこちらをご覧ください。
そして、スマホページで90点以上を取りましょう。
7.入力フォームは親切か
親切っていうと色々捉え方があると思いますが、入力フォームにおいて「親切」とは、必須項目がどれだけ少ないか、エラーにならないように例を示してくれているかが大前提としての「親切」だと思います。
入力フォームを書いているとき、ユーザーはふと冷静になることもあります。せっかく入力してくれたのに、エラーになったから面倒くさくなってやめるということも、たくさんあります。それを防ぐためにもぜひ入力フォームは親切であることを心掛けてください。
8.魅力的に商品を伝える
本当はもっと上にあってもいい項目ですが、ユーザーが離脱しないようにという観点から考えると、どうしても下のほうになってしまいました。実際にコンバージョンしてもらうという観点から考えると、1.2番目に大切な項目になります。
そして、どう魅力的に伝えるかと考えたとき、商品を一番知っているのはあなたです。その知識をいかにユーザーに伝えるかが魅力的に伝える・コンバージョン率を上げる方法になります。ストーリー性を持たせてみたり、画像を入れて、わかりやすい内容にしてみたりなど、工夫の仕方はたくさんあるので、ぜひ商品の良いところを上手く伝えてください。
9.サイドメニューなどで回遊率をUPさせる
サイト回遊率はとても大切になります。なぜなら、商品・サービスを知るほどコンバージョン率が高まるからです。また、副次的作用で「検索順位の向上」が見込めたり、商品・サービスのファンになってもらう確率が高くなるので、「リピートにつながりやすい」というものがあります。
サイドメニュー・フッダー・ヘッダー・グローバルナビゲーション・パンくずリストなどなど、回遊率をあげてくれるサイト機能はたくさんあるので、ちゃんと理解した上で取り入れることをおすすめします。
10.プレゼントを用意する
これは、コンバージョンに対するハードルを下げるために行うことです。ユーザーのデータだけでも得たい場合でも、よい効果をもたらすと思います。
いかにユーザーにとって魅力的なプレゼントにするかによって効果はまちまちですので、たくさん改善策を打って、もう一押し何かほしいというときには良いと思います。
定番の文言は「今問い合わせいただいた方”限定”で」など、「限定」「だけ」という言葉がさらに効果を高めてくれるでしょう。
コンバージョン率を上げることが、売り上げに繋がります
サイトでコンバージョン率を上げる10のことを紹介しましたが、どれも必ず上がるわけではないので、費用対効果があわない…と尻込みする方も多いと思います。しかし、少しの作業が莫大なコンバージョンを持ってくることもあるのです。
難しいかもしれませんが、まずは行動して、結果を見て、試行錯誤して、コンバージョン率をあげていきましょう。その結果が売り上げに繋がるのです。